CRM50復活の巻 †
会社の出張から帰ってくると、俺の作業場に見慣れない単車が置かれている。
なんだ?と思って良く見てみると、CRM50である。
親父が気を利かして取っておいてくれたのである。
おかしい・・・廃車として入ってきたらしいが、普段なら
セガレがまたゴミを増やす
といって、俺が知らぬ間に処分するんだろうけど、何かあるな。
それとももう諦めたのか?
さて、ジロジロと見渡してみる。
キーがついている。これは結構ラッキーである。
そして走らせる分には欠品がない。結構いいかも。
しかしちょっと自家塗装してあったり、無理矢理丸目にしてあったり、
サイドカバーがなかったりするけど、まあこんなもん買っても知れてるだろう。
タンクの中は・・・サビは皆無である。
キックを踏んでみると・・・うんうん圧縮もある。
とりあえず少し燃料を入れて再度キックしてみる。
さすがにエンジンかかる手応えはなかった。
キャブのドレンを開けてみると、毎度ながら
ファンキーな香り
を醸す緑色の液体が出てきた。
こりゃあキャブ開けないとダメだな。
で、とりあえずレストアしてみることにする。
こいつを直して
通勤&タバコ買い出し専用マシン
にしよう。ついでに近所の資材置き場でカウンターの練習でもしよう。
メンテにせよ、レストアにせよ、最初に行う作業は洗車である。
バラしてる最中に、砂を拾ったグリスがネジにこびり付き、
回りにくくなったネジの汚れ落としたり、洗いながら細かい不都合を見つけていくのだ。
洗車しながら見つけた問題点は・・・
- 社外品のCDI、サイレンサーがついている。
問題ではない。ちと嬉しい。
- ブレーキレバー、ペダルの動きが渋い。
そこそこ長く放置されていたのかな?
- ブレーキパッドがほぼ限界
交換ですね。ついでにオーバーホールしよう。
- タイヤがカマボコ
真ん中は限界近くまで減ってるくせに、横は新品同様。
前のユーザーってばマトモに乗ってなかったみたいね。
- プラグが新品
もしかしたら再始動を試みたのかもしれない。
そしてプラグ穴の周りには異様に油含んだドロが蓄積してる。
さらにプラグが手で回る。何にもしてないのにだ。
とりあえずガソリンとエアガンで吹き飛ばす。
もし、プラグを外した場合、このドロがシリンダーに落ちたら面倒なことになる。
もう手後れかもしれないが。(^^;)
こんなカンジでしょうか。思いのほかヤラれてるなぁ。
これらをメモした後、各ボルトにCRCを吹いておく。
こうして1日かけてCRCを浸透しておくのだ。かなり違うぞ。