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エンジン移植

Tag: CN11S

いよいよメインのエンジン載せ換えだ。
はやる心を抑えながら、シフトワイヤーとエンジンの通る穴を開けておく。
そして準備しておいたエンジンを釣り上げ、アルトに放り込んでみる。
が・・・

入らないぞぉぉ!

やばい。これはやばい。マジでやばい。
顔の血が下がり、ちびまるこちゃんみたいに

縦線が10本くらい入る

落ち着いてみる。とりあえず悩んでみる。
色々と原因を考えてみる。
クランクシャフトプーリーが右サイドメンバーにヒットしている。なぜだ・・・
ふと思いつき、おもむろに金尺を手に取り、アルトとセルボのフロントサイドメンバー*1の厚みを調べてみる。
フフフ・・・これである。

アルトは3気筒。セルボは4気筒。どう考えても1気筒多い。
ミッションケースもミッションマウントも3気筒と共通。
あとこの寸法差をどこで吸収しているかと言えば、このサイドメンバーなのであった。
アルトと比べると、その厚みがおおかた半分になっているのだ。

更に、エンジンメンバーが、3気筒とは互換がない。
コイツは用意していなかったので、買ってこなければならない。
正月中の完成は不可能、チャリンコ通勤確定である。
完全に見過ごしていた。事前にわかっていたなら確実に諦めていただろう。
とにかく対応策を考えてみる。

  • ツインカム3気筒エンジンを積む
  • サイドメンバーを交換する
  • サイドメンバーを加工する
  • ノーマルに戻す

3気筒エンジンを載せれば間違いない。そりゃ当然だ。
しかしこの部品取り車に大枚はたいている。それだけは絶対にいやだ。
で、このエンジンを積むには、サイドメンバーをスポット剥がして交換する以外には手がない。
しかし新品で取り寄せなくてはならない。
今は正月だ。当然部品が来る訳もない。
おまけに金を出すのは嫌なのだ・・・

残った選択肢はノーマルに戻すことである。今ならやり直しは効く。
大枚5枚はちょっと大きな勉強代だと思えば・・・

と思いながら、手には金尺とペイントマーカーを持っている。
もう

キレてしまいました

ノーマルに戻す位なら廃車だこんなクソ車!
やってみんことにはわからん。
どーせ次の車検を受けるつもりは毛頭無い。

そう、禁断のメンバー加工である。
ケンカする部分だけ、セルボと限りなく寸法を近づけるのである。
メンバーを半分に切り、フタをするのである。
確実に強度は落ちるだろうから、前輪ロアアームのブラケット部分は極力加工するとこのないようにしておく。
こうしておけば、加工した部分が受ける大きな力は、スタビライザーからの入力くらいである。

あれこれ考えながらケガき、加工する時間もないので、フロアカーペットとコートを片っ端から剥いでおく。
プロペラシャフトのセンターベアリング取り付けブラケットを溶接する準備である。
ついでにワイヤー式シフトリンケージを付ける穴もケガいておく。

これだけやって、ふてくされて寝てしまう。良い子は良く寝る。寝る子は育つだ。


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*1 クランクプーリーの前のメンバー
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