Top / 自作ジェットエンジン / 零號機 / その1

炎魔焦熱地獄零號機(エグ・ゾーダス)

Tag:

jet2_1.jpg

端材のCチャンとH鋼をガスでブッタ切り、タービン出口に合う穴を開けてボルトで固定。
更にエキマニのパイプをブッタ切ってテキトーなパイプを溶接して排気ノズルとした。
ちゃんと動いた暁にはチャンバーなんかをつけるかも・・・

jet2_2.jpg

潤滑油を循環させる為のオイルパン。
これまたパイプをロウ付けでひっつけて製作。

jet2_3.jpg

コレが循環用のオイルポンプ。
オイルポンプと言っても実はインタンク式の燃料ポンプ。(車種は忘れた
燃料ポンプはかなりの圧を作り出せるので硬いオイルでも吸ってしまうのだ。

jet2_4.jpg

ポンプとオイルクーラーをセット。
オイルクーラーは仮なので、いずれちゃんと取りつける。
ポンプでオイルを循環させ、本来はタービン冷却のウォータージャケットにもオイルを流してしまい、完全油冷にしてしまおうって魂胆。
なんとなくイカつい格好になってきた・・・

jet2_5.jpg

コンプレッサーから燃焼室への配管。
素材はU14Vミニキャブトラックのエンジンメンバーだ。(笑
落ちてた端材でフランジをこさえて、高速カッターでパイプをジョキンジョキン切って、アークで点付けしながら美しく、かつワイルドなRを出した。
このパイプの曲げ方はすわ屋さんの記事を参考にさせて頂いた。
難しい事考えなくても欲しい角度÷2で切れば良かったんだね。(^^;

jet2_6.jpg

ママ〜!なんか変だよぉ〜!

チンチンが大きくなってきちゃった・・・

良い感じになってきました。
燃焼室へのRも出来て、おおまかな形が決まってきた。
しかしオイルクーラーが・・・

jet2_7.jpg

燃焼筒からタービンへの異径テーパー部を製作する。
まずはガムテープを貼ってマジックで切り口を転写する。

jet2_8.jpg

それを剥がして行くとこうなる。
けがいた線の通りに切って行くと・・・

jet2_9.jpg

こんなのが出来上がる。
あとはこの型紙通りに鉄板を切り曲げて行けば異径テーパーを作れるのだ。
まあ実際鉄板が厚い&径自体が小さいので言う程キレイなのは作れなかったけど。

jet2_10.jpg

ママ〜!チンチンの先っちょから

ネバネバしたの出てるよぉ〜!!

このゴツさがタマりません。
インタークーラーも正面へ移動。

jet2_11.jpg

パイプはアセチレン溶接機で突き合わせ溶接。
2ストのチャンバーと同じ接合方法。
ちょっと磨いてみたら焼け色がなんとなくカッコ良かったので、徹底的に磨いてクリア塗装仕上げ。
結構気に入ってます。

jet2_12.jpg

コイツが燃焼室。
フタの部分はアルトの燃料タンクの残量センサーがついてる部分のフランジ。(笑
無論センサーがついてたフタも利用する。

jet2_13.jpg

燃料&燃焼筒のベースはコレだ!(ォィォィ
加圧してあるガス&調整バルブ&真鍮製燃焼筒を1つのボディーに併せ持った理想的なブツである。
まあ昔使ってて無用になってたからだけどね。

jet2_15.jpg

とりあえずバラしてみる。
燃焼筒とジェット、以外にもフィルター装備。(気化機か?
とりあえずジェットが・・・

jet2_16.jpg

写真では大きな穴に見えるけど、実際はコレテーパーになってて、 本来の穴は

鼻毛

ほどの太さしかなかった。
無論穴を拡大して使う・・・予定だったが、それでも流量足りんだろと思いジェット自体を取ってしまった。
まあ後に後悔するんだが・・・

jet2_17.jpg

燃焼室のフタも完成。
先ほど書いたように、アルトの燃料タンクの残量センサーのフタであります。
燃え始めたら連続燃焼なんだが、最初の燃焼は点火してやらないといかん。
モノホンやディーゼルエンジンみたいに燃料打つだけで燃えるような圧縮は絶対掛からないからね。
てなモンで点火プラグを取りつけた。

jet2_18.jpg

実は今までの作業で1番往生したのがココ。
車からとっぱずして来たBプラグ(14ミリ)だと汎用のナットがつかえない・・・
要するに普通のタップではネジ山も切れないってコトだ。
どうにかしてネジ山切らないとプラグを溶接でつけてしまうしかない。(^^;
だからってプラグ用のタップはどこを探しても見当たらない・・・
仕方無しにブラグ穴補修機の安物を買って壊す覚悟でやってみたけど全然歯が立たない。
くそー!手段が無ぇと思ってた矢先、バイク屋でプラグの点火デモンストレーションの モックアップでプラグをナット止めしてるのを思い出した。
早速行ってみて見ると・・・12ミリのDプラグなら普通の良くあるピッチのネジ山だったのだ。
早速購入して12ミリのフランジナットを削って薄くして溶接。
見事に取り付け出来た。

jet2_19.jpg

点火コイル&レジスターはスバルヴィヴィオから流用。
イグナイターとして、NANDゲートでこさえた発振機の出力をトランジスタで増幅し、 パワートランジスタを駆動したイグナイターを製作。
しかし思ったようには作動せず・・・
トランジスターのベースに直接電流流せば派手に火が飛ぶんだけど・・・
頭来てトランジスターで

リレーを直接駆動

してみれば当然のように見事に火花が飛んだ。
トランジスター式ポイント点火だな。(笑
しかしリレー使うなら何も大層な発振回路なんて不要だ。
b接点を使ってブザー回路をこしらえ、コンデンサーを入れて周波数を落としてやればいいだけじゃないか・・・
結局この方式に落ちつくことにした。
後で2接点のデカいリレー買ってこよう・・・

jet2_20.jpg

コレが燃焼筒。
まんまカセットボンベバーナーじゃないかと言うなかれ。
増量した吐出量に合わせ、空気穴を追加。
先ほど作った1.5ミリ口径のジェットだとこれがカセットボンベバーナーとは思えぬ馬力を実現!
けどそれでも足りないだろうと思って結局ジェットを取っちまったけど。
無論大気圧では空燃比が全然合わないけど、コンプレッサーからの空気がかなりの量になると想定し、この程度でやめておいた。
後は実際に回してみて空気量を決めて行く予定。

jet2_21.jpg

ママ〜!なんか白いのが出たよぉ〜!

一応完成だ。
オイル配管も完了し、配線も終わった。
マウントもH鋼のサビ止めが焼けた焦げた状態ではあまりにも不憫なので、 余っていた紺色の塗料(多分スズキのORA)で

下地も作らずに塗装

した。
どうせ殆ど隠れてるし、マトモに動き出したらタービン付近の塗料は全部焼けるしね。

jet2_22.jpg

コレがイグナイター(笑
先ほども書いたように、リレーでブザー回路を作り発振させ、 100μFのコンデンサをコイルに入れ周波数を落としてある。
ソコソコの容量の接点を2接点パラにしてあるので懸念した逆起電の火花もかなり少ない。
結構イケてます。
これこそ高度なエンジニアリングが生み出した、究極の回路である。(コラ

どうだろう?かなりソレっぽい格好でそ?
この日に火入れの儀式も行ったけど、残念というか当然のように失敗。
まず最初は点火しなかった。
これはガスの流れがプラグに届いていなかったらしく、プラグギャップを極端に取って解決。
次に連続燃焼しない。
これはまだまだ試行錯誤中で、ここまで燃焼筒の穴を増量した。 が、良い方向に向かってはいるが連続燃焼&自立運転には至らず。

jet2_23.jpg

どうやらジェットを取ってしまった事によるガス流速の低下で、 空気と混ざる前に燃焼筒の中で濃い状態のまま燃えてしまっているようだ。
外したジェットを戻そうとしたけど、探しても見当たらない・・・どうやら無くしたようだ。(^^;
仕方ないからもう1つ同じバーナーを買って使う事にしよう。
そして多分燃料供給量も足りないんじゃないかと思う。
まあこれは連続燃焼に成功してからの話。
現時点でも掃除機で加速してやれば連続燃焼は短時間だが可能。
その後プラグの点火でボボボと爆発し、30秒ほど掛けて停止に至るという感じ。
まあ一応独立運転には成功してる訳かな。(^^;
そして最後に・・・

タービンが軸ブレしててダメ

製作途中で気が付いてたのだが、見なかったフリしてたのだ。
けど掃除機で加速してそろそろぢゃ〜という所でガガガっと軸ブレして回転が落ちてしまう。
これじゃダメだ。(^^;;;
エブリーの660ターボがあるから、ソイツからタービンを強奪してきて再チャレンジだ!


[ 戻る ]
Top / 自作ジェットエンジン / 零號機 / その1
トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS