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炎魔焦熱地獄零號機(エグ・ゾーダス)

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とあるファンキーな日本人(意味深)、CyberPunk?さんとメールでお話してたら、非常に面白そうな情報をゲッチュ。

Hey!マサヤ!!
アメ〜リケンにはターボチャージャーでジェットエンジン作った
ナウでファンキーでイカれたヤツがいるぜ!
実用的な推進力はナッスィングだが、音だけは音速超えたキーンって
凄まじい音を出すらしいぜ。
ユーもチャレンジしてみな?(かなり脚色)

なに〜!ジェットエンジン!!

こここここここ、これは俺のメカヲタク魂を根底から揺さぶった!
あの高度な技術でこさえられたジェットエンジンを自分で作る・・・考えただけでも

俺のチンチンフルブースト状態

だ。
コイツは爆発して全身大ヤケドで

病院担ぎ込まれてでも

作る価値があると思った瞬間、インターネットで検索を掛けていた。

良く考えたら俺ってジェットエンジンの理屈をあまり知らない。
けど材料・精度はともかく、大まかな仕組み自体は非常に簡単だというのは知ってた。
ジェットエンジン・・・いや、ターボジェットエンジンに関する文献って あまり見つからなかったけど、大まかな仕組みは大体分かって来た。

jet1_1.jpg手書きだ。

まず同じ軸の上にコンプレッサーとタービンがひっついて回ってると考える。
コンプレッサーが回って外気を吸入し、空気を圧縮するんだな。
で、圧縮して酸素密度&温度の上がった空気に燃料を打ったらドエリャーと燃える。

燃えたらイッキに膨張して、タービンを回してコンプレッサーを回す動力となり、音速の勢いで排出される。
この勢いで推進力を得るワケだ。理屈は普通のエンジンより簡単。
ただファンで空気を圧縮するには物凄い力と回転数が必要。
あれだけの大きさの

扇風機

を1分間にウン万回転もさせれば、ハネ1枚に掛かるGなんて

乗用車をジャイアントスイング

してるのと大して変わり無いし、圧縮圧も6気圧程度まで上げるからハンパな材質では耐えられない。
さらに

燃焼温度は2000度

だ。
しかも2ストや4ストエンジンのように一度燃えたら新しい空気を入れて冷却出来る暇がある訳ではない、連続燃焼での2000度な訳だ。
ハンパな材質だと一瞬で熔ける・・・というか、大抵の金属だと溶けてしまう。
実際はタービンに空気を流しこんで、ハネの周りに空気層を作って熱遮断&冷却を行ってたりする。
そしてこんな大層な機械で空を飛ぶからには

絶対に壊れてはならない耐久性

が必要だ。
こりゃ凄いわ・・・

けどもう一度言うが理屈自体は簡単なワケ。
一度吸った空気を圧縮して、燃料打って燃やして膨張させ、 タービンを回す動力にすれば良いワケだ。
これをターボチャージャーに当てはめるとこうなる。

jet1_2.jpg手書きだ。

簡単だろ?
コンプレッサーの出口とタービンの入り口の間で燃料燃やせば良いだけだ。
無論出力とか耐久性は

無いに等しい

が、この場合は

とにかく回って音速の音を出すのが重要

なワケであり、さしたる問題ではないのだ。
しかも、俺が参考書として買ってきた本に載っていたのだが、 ジェットエンジンなる理屈を最初に思いついたフランク・ホイットル卿が、 最初に試作したW・U型エンジン、大きさこそ違いがあれど、まさにコレなのだ。
単段遠心圧縮機、缶型燃焼機、単段軸流タービン、排気ノズルのみという構成。
まんまターボチャージャーなのである。
写真を引用するのはチョットマズイので控えておくが、ホントにターボの格好そのマンマ。
後日発見した同じモノが載ってるトコを発見。コレだ。
これが俺を大いに勇気付けた。

この時点で俺の頭の中でイメージがドンドン沸いてきた。
必要になりそうな部品などもドンドンリストアップされて行く。
まずは後のイタズラ用においてたアルトターボ(ワークスにあらず)のタービン。
コイツをテキトーなパイプでパイピングして、燃焼機をこさえて接続。
点火には車のプラグとコイルを流用、コイツを端材のCチャンに固定する。
潤滑には先日これまた後のイタズラ用に置いていたオイルクーラーと燃料ポンプが使えるな。
始動はどうするんだろ、エアガンでタービン回すか?と思ってたら、CyberPunk?さんの情報で、

掃除機を使え!

との事。な〜るほど。そりゃいいわ。
結果、

これは絶対作れる!

と確信したのだ。
もちろん後にCyberPunk?さんがその証拠写真をコッソリ流してくれたのが1番の自信だったけどね。 (さすがに転載はヤバいから載せられない・・・)

そんなワケでいよいよ実際にこさえてみよう!
完成したら白井内燃機工業初の自作内燃機1号となる。
これで名実ともに

文句無しに内燃機屋

になるだろう。
プロジェクト名は、

白井内燃機工業謹製音速原動機試作機
炎魔焦熱地獄零號機
(エグ・ゾーダス)

としよう。
エグゾーダスって何やねんって?
それはBASTARD!の読者にしか解らん事だ。(8巻呪文解説参照)
実際は炎じゃなくて「王炎」なんだが、読みがわからんというか、 MS−IMEの手書きでも見つからん。(^^;

さて、ここからは写真中心かつ俺の

興奮した魂の叫び

で物事を進めるので、

下ネタが苦手な方

は覚悟されたし。

製作過程


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