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スタンドアップタクトSR

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仕事場の偵察機として使ってたスタンドアップタクトのファイナルギアが砕け散り死亡した。

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そういやプーリーカバー後方より油がダダ漏れなのは知ってたが、

まあエエわ

と見て見ぬフリしておったのだがやっぱり壊れた。(ぉぃ
その矢先、仕事仲間の解体屋>へパーツを融通してもらいに行ってたら、なんとディオSRを発見!

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早速社長に交渉・・・

俺:社長!あのスクーター分けてえな?
社:おお!要るんやったら早う持って帰れ!
  単車は切るんが面倒なんじゃ!!
  頼むわホンマ!!!

交渉成立である

とんだ出物を見つけ、喜び勇んで持って帰ったのでした。
しかも今回CRMが

16倍CD-RとDVD-ROMに化けてしまう

ので、早く足の代役を探す必要があったのだ。
ふふふ、普段行いが良いから神様からの御褒美だろう。(バキィ

さて、最初はエンジンのみ移植の予定だったのだが、SRにはディスクブレーキが装備されている。
コレも移植してやれば怪しいマシンになるに違いない。
タクトのフロント周りはボトムリンクなのに、何故かテレスコフォーク&ディスクブレーキが・・・渋い!
早速2コ1を開始するのだだだ!
え?何?ディオので綺麗なのになぜソッチを直さないかって?
ディオをいくら直してチューンしても、ありふれたディオでしかない。
やはり

漢たるもの

あえてタクトを選んで荊の道を突き進むべきである。

せっかくだから俺はタクトを選ぶぜ!

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まず2台を並べてフロントカウルを毟る。
一応2台ともAF2?系なので特に違いは無かろうけど、一応確認だけはしておくのだ。
ん〜ハンドルロックの取り付け方法が違うんだが、それはハンドル側ストッパーが付いているので、ステム自体はどちらも違いは無さそう。
並べた状態でステムパイプの長さを適当にメジャーを当てて計る。

多分入る

と思った瞬間、ハンドルの固定ボルトを抜き、ホイール付いたままフロント周りを引っこ抜き、おもむろに入れ替えてみた。
正確に計測してる暇が有れば十分入れ替え出来る。
読んだ通り、問題無くボトルポンであった。

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へへへ、全然ラクショーじゃね〜かと思ってたら・・・なんか車高が低いぞ?(^^;
まあいいや。
コレは車高が下がってしまったのではなく、敢えて

初期旋回性の向上を狙って下げた

のだ。
あくまでも狙って下げたのだ。

そういう事にしといてクレ。(^ ^;

しかし何で下がるかなぁ?

次はハンドル周り。
ライトカウルの関係もあり、ハンドル自体はタクトの物をそのまま使用。
コレは問題無くボトルポンで、電装もカウル取り付けもハンドルロックも問題無く使用可能。
ただ今回はディスクブレーキになっているので、マスターシリンダーの取り付けが出来るように加工してやらねばならん。
ここに来て、ようやくスワップらしい

切った貼った

が始まった。
普通のバイクなら特に悩む必要は無いんだが、スクーターの場合はライトカウルが有るから面倒なのだ。
とりあえずマスターシリンダーを仮組みしてみたら、後側ライトカウルに付いているライトスイッチが干渉してしまう。
対処策は・・・ライトスイッチを外して常時点灯にしてしまえば宜しい。(笑
次にスロットルホルダー。
タクトはドラムブレーキでスペースを食わないので、ブレーキレバーのホルダーと スロットルホルダーは一体式でコンパクトだ。
しかしディオの場合は別体になっており、元々狭い場所にデカいモノを押し込むと必ず辻褄が合わなくなる。
予想した通り、スロットルホルダーが増えた分だけ場所が足りない・・・
ホルダーも削ってかなりダイエットしたのだが、それでも5ミリが関の山。
じゃあどうしようか・・・だったら足りない分だけスロットルホルダーを

外側にオフセット

すれば宜しい。(ォィ
一見わからんけど、厳密に計ればハンドルセンターは右側にズレている。(笑
後は適当に前側ライトカウルを切り刻んで穴開けて、マスターシリンダーが出るようにしてやれば完成。
まあそんなこんなでどうにか無事に収まった。

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マスターシリンダーが邪魔するので、元々ついてたオバハン風防の取り付けが出来ない。(--;
コレは非常に重要なアイテムなので、後に金具を制作してつけてやらねばなるまい。~無論冬は

オバハングリップカバー

が取り付けられる事になる。
このタクトSRには必携のアイテムであろう。
さて、せっかくだからディオにタクトのボトムリンクを移植しておいてやろう。(笑

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さて、お次はエンジンなのだが、これはエンジン自体は完璧にボトルポン。
ハーネスまで完璧にボトルポンである。
ただ違うのがアクセルワイヤーの長さと負圧コックとポンプの違い。
タクトに比べてディオは馬力が上がっている分デカいキャブになっている。
その分アクセルワイヤーの長さが違っており、コレはアクセルワイヤーAssyごとディオ用に交換が必要。
で、一番の問題がディオはクランクケース内の脈流でガソリンポンプを駆動しているんだけど、タクトはごく普通の負圧コックになってる。
んで、ディオのインマニには負圧取り出しのニップルが無いのだ。
無論キャブの大きさが違うので、タクトのマニにディオのキャブは使えない。

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で、結局どうするのかと言えば、タクトのマニをバーナーで焼いて、圧入してある真鍮のニップルを引き抜く。
んで、ディオのマニに貫通穴を開け、先ほど抜いたニップルをエポキシ接着剤でくっつけてやる。

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コレでタクトの負圧コックを作動させることが可能になる。
で、ディオの負圧ポンプのホースに6ミリボルトをブチ込んでメクラを打てば終了。~CDIはタクト純正のままでも十分回るけど、部品取りのディオにはPOSHのCDIがついてたのでコレも移植。
タクトはコネクターが1つで、ディオは2つになるんだけど、配線の色と数は全く一緒なので、タクトのコネクターから端子を抜き、ディオのコネクターに差し替えてやればそのまま流用可能。
一応問題と言えば、ヘッドのプラグの向きが微妙に違うので、多少プラグ交換がやりにくいかもしんない。(^^;
まあソレくらいで簡単に載せ替えは可能なのだ。

てなモンで2コ1作業は終了。
早速試運転してみると、やはりフロントフォークが短くなってる事によるアライメントの変化はデカい。
モロにフォークを突き出したのと同じ状態になってるので、ちょっとバンクを始めるとフラリと寝ていく。
だからと言って総合的な旋回力はノーマルと大して変わっていないのがミソで、

単なる危なっかしいバイク

になってしまっている。
コレ書いてる現在でももう慣れたけどね。(^^;
まあその代わりと言っちゃぁなんだが、ディスクに変更した事によるブレーキの違いはかなり大きい。
前のタクトでもノーマルパワーでは特に不満は無かったけど、それでもSRのブレーキに比べれば全く話にならない。
ホントによ〜止まりますわ。

で、エンジンの方は・・・加速が全然違いますな。
さすがにタクトと比べるのは失礼か。(笑
一応POSHのCDIがついてるんだけど、最高速は相変わらずMAX60キロ。
やはりプーリーを交換してやらん事にはダメだな。
どのみちプーリーのOHは必要だろうから、ついでにハイプリでも組んでやるかな?


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