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動作テスト&調整

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さて、動作する為に必要なモノは全て完了した!
初めてエッチする寸前くらいの期待とドキドキを味わいながらコンセントを挿した。
すると・・・なにも映らない。
どうやら電源スイッチ入っていないらしい。
改めて電源スイッチを押すと、2秒ほど経ってからゴンドラが動き出した!

ab3_1.jpg

どうやら自己診断をしているらしい。
しかしCRTには何も映っていない・・・
やっぱりダメだったのかと思いながらサービススイッチを押してクレジットを上げてみる。
するとコイン投入音のバルカンのSEが流れて、タイトルミュージックが鳴るではないか!
どうやら基盤自体は動いているらしい。
すると問題は分解中に落としたCRTか!
う〜むCRTにはあんまり触りたくないぞ・・・

じ〜っとCRTを見てみたら、かすかにノイズらしきモノは映っている。
もしかして・・・実はCRTが落ちた時、各コネクターがついたまま落ちたモンで、 電源と同期信号のコネクタの端子がスッポ抜けていたのだ。
コイツを線の色と合わせて繋いだんだけど、もしかして水平と垂直の同期が反対なのかもしれない。
線を振り替えて見たら案の定映りやがった。

ab3_2.jpg

よかったぁ・・・・も束の間、どうも色がおかしい。
テストスイッチを押し、テストモードに入ってカラーテストでカラーバーを表示させる。
む〜ん、青が抜けているではないか!

ab3_3.jpg

CRTの青のVRを回して見るが変化無し。 
やっぱ接触が悪いのか、落としたショックで基盤にクラックでも入っているのか・・・
とりあえずコネクタをチェックするにも改善の兆しナシ。
やっぱ基盤か・・・しかし現に通電しているということは、 数日はフィードバックトランス辺りに高電圧が残るってコトだ。

話は逸れるが、俺は小学生の頃から &256x(32){粗大ゴミで家電製品を拾って きては直して遊んでいたのだ。
その時、当時ではまだ少なかった音声多重のテレビを拾ってウキウキだった。
しかしスピーカーとイヤホン出力しか無く、 自慢のオーディオ(当然粗大ゴミ)に接続するには納得が行かない。
そこで裏ブタを開け、通電したままアンプのグランドとテレビのグランドを接続。
入力にテスタ棒を装着し、アンプ基盤を当たって行った。
そう、

ライン出力付きに変造

するのだ。
無事にアンプの入力も見つけ、シールド線を接続していた時に事件は起こった。
肘が丁度トランスあたりに接触したのだ。
どうやら一瞬気を失ったらしく、気がつくと後ろに

仰け反っていた

のだ。
当然電撃を食らった訳で、しかもその時は半袖だったのだ。
他にもフォーカス調整中にドライバーを落として目の前フラッシュと煙になったりと、 どうもテレビをイジるのは怖いのだ・・・
そんな訳でCRTは後回しにし、とりあえずムービングチェックを行うことにした。

ゴンドラを揺さぶるのはいいが、適当に揺さぶっていてもハナシにならない。
当然ポジションメーターとリミットスイッチが付いているのでコイツらをセッティングしてやる。
モーターテストに移行すると、ポジションメーターの数値とリミットスイッチの表示が出る。

ab3_4.jpg

この画面でスティックを倒し、トリガーを引くとモーターが起動する。
まずはゴンドラを水平にして、ポジションのセンターである80Hになるようにボリュームを調整する。

ab3_41.jpg

センターが出たら今度はゴンドラを動かし、左右のリミットスイッチが各35H、 CBHで入る様にリミットスイッチを調整する。
ここで、どうせ

PL法もへったくれもない

個人使用なので、ちょっと無茶してリミットが入るポイントを

10H程水増しして

セッティングを出してみる。
こうしてやることにより、より傾くようになって迫力倍増だ。

こいつの調整をしている時に気がついたんだけど、 どうもスティックの右方向の動作が変なのだ。
入力テストでチェックしてみると、アナログ関係では全部センター出ていない&大きくふらつくし、 右方向に入れるとこともあろうか

勝手に左方向に行ってしまう

のだ。
おまけにミサイルボタンとスタートボタンも死んでやがる。
こりゃ全ボリュームとスイッチ交換をしなくてはならんな。

んな訳で、まずはスタートボタンをバラしてみる。
どうやら接点自体に問題は無く、 中にあるテコのようなガイドの動きが渋くなってるだけのようである。
試しにシリコングリスを薄く塗ってみると、見事に機能回復した。

ab3_5.jpg

ミサイルスイッチはタクトスイッチが使われているんだけど、 バラした瞬間に接点の銅ワッシャが

転がって行った。

ab3_6.jpg

完全にイカれてる・・・こりゃ交換だな。
ボリュームはとりあえずセンター出しだけしておく。
しかしセンターが全然出ない・・・

次にスピーカーの音が右からしか出ていない。
チェックするとスピーカーの配線が外れてただけなので繋げばいいだけ。
早速CRT下に潜ってる配線を引きずり出し、スピーカーに接続して終わり。
しかしここで思わぬコトが・・・
なぜかCRTの色が正常に戻ったのだ!
スピーカーケーブルの端子がCRT基盤下で接触していたのだ。
その当り所が青信号のラインだったって訳だ。
高圧回路だったらアンプとドライブ回路が

煙突化

していた所だな。

で、早速試飛行だ!

ab3_7.jpg

やたら自機がガクガクしてミサイルも撃てないが、紛れも無くホンモノ、憧れの

揺れるアフターバーナー

である。
思わず叫び声を漏らしつつ、目頭が熱くなる。
いや〜確信はあったけどホントに動くとはなぁ〜

翌日パーツ屋で20KΩBカーブのボリュームを3個と、 良く似たタクトスイッチ、そして30Wのリフレクト球を買ってくる。
ゴンドラのポジションメーターとスティックのボリュームを全て交換し、 ミサイルスイッチも交換し、 切れていたディンジャーランプとギミックのジェットのランプを交換した。

ab3_8.jpg ab3_9.jpg

コイツが光っているだけで

随分気分が盛り上がる

からね。(笑
各ボリュームを交換したおかげで・・・

ab3_10.jpg

再度インプットテストでボリューム調整をすると、もうバンバンセンターが出て、 おまけにふらつかない!
ふふふ、これはいいぞぉ〜

再度テスト飛行を行ったが、もう気分はテスト飛行では無く

実戦だ!

そのままエンティングを5回は見たかな。
サービススイッチで制限無くクレジットが増えるので、サルでもクリア出来る。
一応5クレジットもあればクリア出来るようである。
5クレジットで合計HIT数が1080程かな?
でも昔もっと上手かったような気がするけどなぁ。

てな訳で動作テストも完璧。
あとはカバー類を全て装着し、

ワックスで磨く

だけだ!
あ、その前に模様替え途中の部屋をなんとかせんと・・・


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